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2020年8月

  • 2020年8月21日

宇宙の調和は抽象表現がすべて! モンドリアン『赤・青・黄のコンポジション』

モンドリアン「赤。青、黃のコンポジション」(油彩、1930年、チューリッヒ美術館) 宇宙の調和は抽象でなければ表現できない   絵から無くても困らないもの、無駄な要素をすべて取り除いていったとしたら……、最後はいったい何が残るのでしょうか…。 無謀とも思えるこのような試みを真剣に探求した人がいました。ピエト・モンドリアンです。 彼はアムステルダムの国立アカデミー卒業後にゴッホやスーラが描 […]

  • 2020年8月18日

誤解や不遇の時代を超えて! 普遍的な美しさにあふれた傑作・ミレー「羊飼いの少女」

初めて批評家から絶賛された作品 画家という職業は本当に難しい職業です。 近代・現代を代表する大巨匠ヴィンセント・ヴァン・ゴッホは存命中に売れた絵は数えるほどしかありませんでした。しかも経済的な困窮状態から抜け出すことができず、精神的な理解者にも恵まれないまま不遇のうちに世を去ります。 しかし、今やゴッホの絵は市場に出まわると驚くほどの高額で取り引きされますし、絵の価値は誰もが認めるものとなっていま […]

  • 2020年8月11日

音楽シーンを彩ったニューエイジミュージックの音楽家たち1・中村由利子

派手ではないが心に残る音楽ジャンル もう20年から30年も前になってしまうのでしょうか……。 ニューエイジ・ミュージックという音楽ジャンルが脚光を浴び、日常的にそれを耳にするようになった頃の話です。  ジョージ・ウィンストンやウィリアム・アッカーマン、エンヤといった洋楽の実力派アーティストたちが聴かせてくれた静謐で懐かしく、かつ新鮮でモダンなサウンドは衝撃的でした。 それはジャズでもボサノヴァでも […]

  • 2020年8月1日

大切な日記のように心の想いが綴られたピアノ作品集 グリーグ「抒情小曲集」

音楽詩人・グリーグ   ピアノリサイタルでもよくとりあげられるグリーグの抒情小曲集は、全部で10集(1集が6曲から8曲で成り、全66曲)で構成されたピアノ曲集です。  作曲年代は、何と1867年から1903年の約35年ほどの長きに渡って作曲されました。 いわばグリーグのライフワークと言っても過言ではない、想い入れの強い作品集と言えるでしょう。 それぞれの曲は独立したピアノ曲としても充分に […]