今日から出来る足腰強化法1 階段を歩く

人の身体は足腰から弱り始めると言います。
それが病気や怪我の原因につながることも少なくありません。

でも毎日忙しくて運動する時間がないという方も結構たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は気軽にできて運動効果抜群という「階段の上り下り」についてご紹介していきたいと思います。これで明日から生活が一変するかも……。

 

目次

エレベーターやエスカレーターに頼らない

 

東京・渋谷の東急ハンズには各階の階段にそれぞれ消費カロリー量が貼ってあります。

これはなかなかの名案ですね! エスカレーターがないのを逆手にとって健康に結びつけるとは……。(笑)

また都営大江戸線の六本木駅の階段(とにかく深いの何のって……。なかなか改札まで辿り着かないです)にも、同じようなカロリー消費量の表示が貼ってありました!

今やあらゆる人がダイエット効果なるものに関心を抱く時代ですから、このような表示があったとしてもあまり違和感ないのも確かですね。

エスカレーターがあると使うのは当たり前といえば当たり前ですし、多数の方はエスカレーターを利用しています。でもエスカレーターに乗らないといけないわけではありません。

身体のことを考えたら、階段を使うという選択肢も当然あるのです。

 

人間は足腰が弱ってくると、とかく怪我や様々な病気を引き起こす原因になりやすいものです。

中高年以降の身体への投資や財産と思って、身近に始められる階段使用をオススメしたいですね

 

厚生労働省でも「階段利用キャンペーン」を庁舎内で展開しているらしいです。その時使われたポスターを「職場で貼ってお使いください」との文言がありましたので、ここに紹介しておきます。

 

厚労省ポスター1

厚労省ポスター2

時間がない人に最良の健康習慣

 

運動をしたいんだけれど、そういう機会がないと嘆いていませんか……。

「仕事が忙しくてスポーツジムに行く時間がない」とか、「自分にどれが合ってるのかわからない」という方も多いでしょう。

 

でも難しく考える必要はありません。

出勤時やお昼休み、帰宅時など、ちょっと意識や発想を変えれば、運動できる要素はゴロゴロ転がっています。

動いていない時や座っている時、寝ている時でも運動しようと思えば運動できるのです

 

特に階段の上り下りは効果てきめんです。

なぜなら階段にグッと足を踏み出す瞬間の体重移動は血液循環を促したり、酸素を体内に吸収する働きがあるからです。

その動作は単純な動作にもかかわらず、効率的で全身運動に匹敵するような効果があるのです。足腰鍛錬として持ってこいかもしれませんね。

 

階段の上り下りはやろうと思えばどこでもできます。生活空間のあらゆるところで遭遇しますし、電車通勤の方であれば駅の階段を使うのはほぼ当たり前でしょう。

出勤時やお昼休み、帰宅時など、階段を使うチャンスはいくらでもあります。今日からちょっとだけ発想を変えてみませんか?



驚きの運動効果

 

階段の上り下りは、ちょっとした運動のカロリー消費量に匹敵します。

よく言われるのが、ジョギングの運動量に等しいカロリー消費量があるということです。

そして平坦な道を歩くときの約3倍ものカロリー消費量になるとも言われています。

血液循環を良くしたり、酸素を体内に取り込もうとする働きが起こるため、次第に心肺機能も強化されるのです。

 

階段を一歩踏み出すときは、大腿四頭筋(太腿の前面にあたる筋肉)やハムストリング(上半身を持ち上げる機能に関わる)を使うので、これが足腰を鍛え柔軟性を高める作用になるのです。

ジョギングは早朝や休日など、ある程度決まった時間でやらないと難しいのですが、それに比べると階段の上り下りはずっと敷居が低いです。

思い立ったときにいつでも実行できるのも、お手軽で効果が高い健康法と言えるでしょう!

 

ただし、膝や腰が悪い人は階段を利用するときは注意が必要です。自分の状態を良く把握しながら慎重に行うべきでしょう。

 

最初は慣れが肝心!

普段エスカレーターやエレベーター使用にどっぷりと浸かっている場合は、一歩踏み出すにはなかなか抵抗があるかもしれませんね……。

でもご安心ください。

階段を使う習慣がない人でも、今日から始められます。それには階段を使うことに慣れることです。

最初は歩き方はどうでもいいです。

まずは階段に抵抗感をなくすことが大前提ですから、少しずつ慣れていくことから始めましょう。

 

それには段階的に慣れることが現実的でしょうね。

たとえば通勤を一週間単位として考えて、最初は週の出勤時の3日は階段を使うことからスタートします。慣れてきたら出勤時の5〜6日は階段にするのもいいかもしれないですね。

さらに慣れてきたら通勤(つまり行き帰り)の3日も階段使用にして、それも慣れたら全日階段使用にするのが理想的なパターンではないでしょうか。

とにかく段階的に慣れさせるように心得て、最初からあまり無理をしないことがポイントです。

途中で挫折するともったいないですからね……。

 

意識改革で階段を上るのが楽しくなる

 

階段がすっかり慣れて生活の一部になったという方は、歩き方や体勢を意識してみるのもいいでしょう。

これからずっと階段で歩くということを考えると、できるだけ効果的で疲れない歩き方がいいに決まっています。

 

階段初心者の方にオススメしたいのが、階段の面をかかとでしっかり踏んで上がることです。

その際、腰を引いた状態で膝を曲げると太腿や腰に負担がかかるので、これは絶対に避けるべきです。 背筋を伸ばし、お尻に意識を向けながら身体を下から持ち上げるような感覚で踏み出すといいでしょう。

つまり後ろ足で前に押し出すような感覚で踏み出せばいいのです。

そうすると膝が自然に伸びて、ハムストリングや大腿四頭筋などが効果的に動くので筋力アップや柔軟性の向上にもつながります。

「百聞は一見にしかず」。まずは少しずつ階段を使う「面白さ」をぜひ感じとってください!

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この記事を書いた人

1961年8月生まれ。グラフィックデザインを本業としています。
現在の会社は約四半世紀勤めています。ちょうど時はアナログからデジタルへ大転換する時でした。リストラの対象にならなかったのは見様見真似で始めたMacでの作業のおかげかもしれません。
音楽、絵画、観劇が大好きで、最近は歌もの(オペラ、オラトリオ、合唱曲etc)にはまっています!このブログでは、自分が生活の中で感じた率直な気持ちを共有できればと思っております。

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