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ステージ・映画

  • 2021年6月20日

オペラに親しむならこれ!愛の尊さをユーモアたっぷりに描く!モーツァルト「後宮からの逃走」

天衣無縫なインスピレーション https://pin.it/6eHngFi 不世出の天才作曲家モーツァルトがその真価を最大限に発揮したのはまぎれもなくオペラでした! モーツァルトは比較的襟を正したスタイルの交響曲や宗教音楽でも、美しく格調高い作品が多いのですが、やはりオペラの生き生きした魅力には及びません。 オペラはモーツァルトの天衣無縫な創造のインスピレーションを縦横無尽に発揮できた格好のジャン […]

  • 2021年6月11日

甘い囁き、心を溶かす旋律! 禁断の愛を描く異色作ヘンデル「セメレ」

ヘンデル全盛期の異色作 Photo credit: Steven Pisano   ヘンデルは言うまでもなくバロック音楽を代表する大作曲家ですが、音楽の振り幅がとてつもなく広い人でした…。 「メサイア」や「エジプトのイスラエル人」のように神を讃える作品を作るかと思いきや、「水上の音楽」、「王宮の花火」のようにまるで宮廷の優雅なひとときが眼の前に浮かぶ音楽を作ったりもします。 そして世俗の […]

  • 2021年5月4日

ミュージカルの醍醐味がぎっしり詰まった映画・ジーン・ケリー「雨に唄えば」

ミュージカルの王道を往く https://www.imdb.com/title/tt0045152/mediaviewer/rm2491857664/?ref_=ext_shr_em   ミュージカル映画はストーリーに多少難があったとしても、それをダンスや歌、演出の魅力で補うことが可能なエンタメです。 ストーリーに難があるわけではありませんが、1952年の大ヒットミュージカル映画「雨に唄 […]

  • 2021年2月4日

地上ヘの憧れと愛・劇団四季の魅力全開! アルバム「リトルマーメイド」

昨年からの世界的なコロナ禍は、かれこれもう1年になろうとしています。 いまだに収束の気配が見えない中、痛感するのは、文化、エンタメが私たちの心や生活に与える影響は計り知れないほど大きかったということです。改めて舞台公演やコンサートから、どれほど多くのエネルギーをもらっていたのだろうかと思うばかりなのです。 特に劇団四季の公演は時間が許す限り通い、楽しませていただいていたので、その寂しさはひとしおで […]

  • 2021年1月20日

夢、愛をファンタジーで包むミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」

出色のワクワク感と柔軟な感性!   『ラ・ラ・ランド』は音楽、ダンス、演出、撮影、美術などのさまざまな要素が夢のようなファンタジーとして結集したミュージカル映画です。 この映画は劇中に「ロシュフォールの恋人たち」「シェルブールの雨傘」「バンドワゴン」「世界中がアイラブユー」など往年のミュージカル映画へのオマージュがふんだんに盛り込まれています。しかし出来上がった作品は他にないチャゼル監督 […]

  • 2020年12月13日

未来に眼が向けられた洗練のバロック・オペラ!ラモー「レ・ボレアド」

あらすじ バクトリアの女王アルフィーズは、出生不明のアバリスに恋をしていた。 彼女の国の伝統に従えば、アルフィーズは北風の神ボレの子のであるボリレかカリシスのどちらかと結婚しなければならない。 しかしアルフィーズは王位を退いてアバリスに愛の矢を授け、彼と結婚することを宣言する。このことにボレは猛烈に怒り、アルフィーズを幽閉し、地上を嵐で不毛の地にしてしまう。 アバリスはこのことに絶望し、「神に対し […]

  • 2020年11月9日

歌が心をつなげる。ロケ、音楽、演出が一体となった映画・サウンドオブミュージック

あらすじ 第二次世界大戦直前のオーストリア。 修道院に身を置くマリアは歌が大好き。いつも院を抜け出して、近くの山へ歌いに出かける日々。 規律の時間に遅刻をすることもしばしば。先輩の修道女たちを困らせていたのだった。 そんなある日。マリアをずっと見守ってきた修道院長は、トラップ大佐の邸宅へ行って子どもたちの家庭教師になるように勧める。 妻の死後、7人の子供たちを男手一人で育てていたトラップ大佐。その […]

  • 2020年10月5日

オラトリオの醍醐味が凝縮されたヘンデル初期の傑作『エステル』 

ヘンデル・オラトリオの入門編として最高! ヘンデルは生前20数曲のオラトリオを書いたといわれています。オペラも含めればその3倍以上にもなるのでしょうが、これは大変な数です。 そこで誰もが悩んでしまうのが一体どの作品から聴いたらいいのかということですよね……。 一般的には知名度が最も高く、録音や公演数も圧倒的に多い「メサイア」から聴き始めるというのが暗黙の了解のようになっているところがあるかもしれま […]

  • 2020年9月20日

プレイボーイに翻弄される女心とその顛末! モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」

あらすじ ある日、ドン・ジョヴァンニの従者レポレッロは、女性遍歴を次々と重ねる主人のやりたい放題ぶりを嘆いていた。 そこに騎士長の館から助けを呼ぶドンナ・アンナの悲鳴が聞こえて、ドン・ジョヴァンニが逃げ出してくる。娘を救うために騎士長が彼に決闘を挑むが、逆に殺されてしまう。 ドン・ジョヴァンニに捨てられた貴婦人ドンナ・エルヴィーラ、父を殺されたドンナ・アンナとその婚約者ドン・オッターヴィオ、恋人ツ […]

  • 2020年9月2日

メルヘンチックで透明感あふれる傑作 ヘンデル「エイシスとガラテア」

音楽の原点に帰るよう…   今やバロックの巨匠ではなく、オペラの巨匠としての真価が日増しに高まっているヘンデルです。 もしヘンデルの作品から声楽やオペラがなくなったらどうなるのでしょうか……?  それはヘンデルの宝のほとんどを失うことになるかもしれません。 それほどヘンデルの歌ものは他に代えられない魅力があるのです。たとえばイエス・キリストの人物像を描いたオラトリオ「メサイア」がいい例で […]