生まれ変わって1月開館
長らく改装のために閉館していた東京・京橋のブリヂストン美術館が、2020年1月にアーティゾン美術館と名前を変えて新たに開館されることになりました。
以前からブリヂストン美術館の常設展示の充実ぶりには感心しておりましたし、街角のギャラリーのように気軽に入場できる敷居の低さも好印象でした。
また企画展も独特の視点やアイディアで開催されることが多く、ワクワク感があったのを思い出します。
そんな当館のリニューアルオープンは待ち焦がれていただけに、うれしい限りです!
展示スペースの面積は、旧美術館のおよそ2倍となり、展示室は4階から6階の3フロアで構成されるようです。
開放的な展示スペースを実現
美術館というと閉ざされた空間というイメージがありますが、アーティゾン美術館はガラスで囲まれた開放的な雰囲気の中で絵を見ることができるのが特徴です。
アート鑑賞のスタイルを変える未来型空間と言えるかもしれませんね。
展示する面積の拡大に伴い、展示内容もパワーアップするようです。
「体感する」というコンセプトのもとに、印象派を中心とする従来のコレクションから、古美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術まで2,500点以上にのぼる多彩な作品を、独自性豊かな企画とともに公開する予定です。
旧美術館では実現できなかった大規模な企画展(特別展)とコレクション展の同時開催も可能となリます。
「日時指定予約制」を導入
チケットはこれまで美術館の窓口かネットで購入するというスタイルが一般的でしたが、美術館の再オープンとともに、映画の上映時間のように時間予約性を採り入れるようです。
とは言っても、映画と違って入れ替え制ではありません。一度入館したら、閉館時間まではゆっくり見ることができるので、その点はご心配なく……。
つまり入場する時間帯をあらかじめ予約(入場枠を設けるため)することで、混雑をやわらげるための対策としているようですね。
美術館の営業時間と予約時間帯は以下のようになります。
日時指定予約制
①10:00-11:30
②12:00-13:30
③14:00-15:30
④16:00-17:30
⑤金曜日のみ 18:00-19:30(但し 3 月 20 日を除く)
※指定した時間枠内であれば、いつでもご入館頂けます。
※入館後は閉館まで時間制限なくご鑑賞頂けます。入替制ではありません。
※各時間枠の開始時刻直後は混雑が予想され、入館をお待ち頂く場合があります。
入場料金
一般 1,100(1,500)円 / 大学生・専門学校生・高校生・障がい者と介添者 無料 (1,500円)/ 中学生以下無料
( )内は当日チケット
※ウェブ予約チケットは、各入館時間枠の終了10分前まで販売
※当日チケットは、ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ販売
趣向を凝らした建築と設備
石壁パターン張りと円柱
1Fエントランスの壁面と同様の御影石を用いた外部円柱は直径1.8m、高さ8mで、先頭の1本は外部からそのまま3F~5Fの16.5mの内部吹き抜けに出現する石柱オブジェとして空間内に続きます。 大木のような円柱はアーティゾン美術館のシンボルとして機能します。(公式サイトより)
真鍮の壁面パネルと間接照明
3F~6Fの壁面パネルは、真鍮カットパネルを採用し、温かみのある柔らかな金色の輝きを醸し出します。
内装の決め手となる照明は、壁面間接照明を採用し、柔らかい光のグラデーションで壁面を照らして立体感と奥行き感を演出しています。(公式サイトより)
デジタルサイネージの設置
「デジタル・コレクション・ウォール」が4F・5Fの展示ロビーに設置され、1Fエントランスロビーには「クリスタルLEDディスプレー」を設置し、作品画像やその他情報の大型の超高精細画像放映を可能にしました。(公式サイトより)
美術館概要
利用案内
●開館時間 10:00 〜 18:00
※祝日を除く毎週金曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
●休館日 月曜日
祝日の場合は開館し翌平日は振替休日、展示替え期間、年末年始
※展示により異なる場合がございます※諸般の事情により、事前の告知なく、イベントなどの中止、開館時間の短縮や臨時休館をさせていただく場合がございます。ご了承ください
●住所
東京都中央区京橋1-7-2 ミュージアムタワー京橋内
●アクセス
JR東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、東京メトロ・銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分
●公式サイト