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ヘンデル

  • 2021年6月11日

甘い囁き、心を溶かす旋律! 禁断の愛を描く異色作ヘンデル「セメレ」

  ヘンデル全盛期の異色作 Photo credit: Steven Pisano   ヘンデルは言うまでもなくバロック音楽を代表する大作曲家ですが、音楽の振り幅がとてつもなく広い人でした…。 「メサイア」や「エジプトのイスラエル人」のように神を讃える作品を作るかと思いきや、「水上の音楽」、「王宮の花火」のようにまるで宮廷の優雅なひとときが眼の前に浮かぶ音楽を作ったりもします。 […]

  • 2021年5月27日

輝きと生命力に溢れた音楽 ヘンデル「鍵盤のためのソナタ組曲第1番・HWV426」

心の養分のようなヘンデルの音楽 皆さんは日々の生活の中で、自然の営みがもたらす恵みや影響力について考えたことがあるでしょうか……。 おそらく普段はあまり意識しないですよね。 でもそれは私たちにとって確実に心の大切な部分で感知していて、知らず知らずに心の養分として吸収されているのかもしれません。 たとえば、何気なく通り過ぎる小径に咲いたコスモスの花々がまばゆいほどに美しかったとか、病気が回復したころ […]

  • 2021年3月18日

灼熱の太陽の輝きに似た魅力作 ヘンデル「ディキシット・ドミヌス」

  灼熱の太陽の輝きに似た魅力作 ヘンデルはイタリア滞在時の若かりし頃、オペラの名曲を次々と発表しました。宗教曲『ディキシット・ドミヌス・主は言われた』もそのような時に誕生したのでした。 まず、この作品を聴いて感じるのは従来の厳かな宗教曲のイメージとは少し一線を画しているということです。 作品を聴くとわかるように、大変な意欲作で、これまでのカトリック音楽の慣例を打ち破ろうという気概に満ち […]

  • 2020年10月5日

オラトリオの醍醐味が凝縮されたヘンデル初期の傑作『エステル』 

ヘンデル・オラトリオの入門編として最高! ヘンデルは生前20数曲のオラトリオを書いたといわれています。オペラも含めればその3倍以上にもなるのでしょうが、これは大変な数です。 そこで誰もが悩んでしまうのが一体どの作品から聴いたらいいのかということですよね……。 一般的には知名度が最も高く、録音や公演数も圧倒的に多い「メサイア」から聴き始めるというのが暗黙の了解のようになっているところがあるかもしれま […]

  • 2020年9月2日

メルヘンチックで透明感あふれる傑作 ヘンデル「エイシスとガラテア」

音楽の原点に帰るよう…   今やバロックの巨匠ではなく、オペラの巨匠としての真価が日増しに高まっているヘンデルです。 もしヘンデルの作品から声楽やオペラがなくなったらどうなるのでしょうか……?  それはヘンデルの宝のほとんどを失うことになるかもしれません。 それほどヘンデルの歌ものは他に代えられない魅力があるのです。たとえばイエス・キリストの人物像を描いたオラトリオ「メサイア」がいい例で […]

  • 2020年3月22日

研ぎ澄まされ、輝きを放つバロック協奏曲 ヘンデル「合奏協奏曲作品6」③ 第9番〜第12番

ヘンデルの合奏協奏曲作品6の3回目です。 12曲のそれぞれの作品は、ヘンデルならではのフーガの輝きや迫力、ドラマチックで叙情的な魅力が結集した傑作揃いといえるでしょう。 オラトリオやオペラの間奏曲として使用された楽曲も多々あり、幕間をスムーズにつなげる重要な役割を果たしていたのかもしれませんね。 合奏協奏曲 第9番ヘ長調 HWV327 合奏協奏曲作品6の中で最もメリハリがあり、壮麗で典雅なメッセー […]

  • 2020年3月18日

研ぎ澄まされ、輝きを放つバロック協奏曲 ヘンデル「合奏協奏曲作品6」② 第5番〜第8番

前回に引き続き、ヘンデルの合奏協奏曲作品6の2回目になります。 今回は第5番から第8番にかけての4曲ですね!ヘンデルの作品は一度夢中になるとその魅力から抜け出せなくなると言われるように、他の作曲家にはない音楽的なメッセージに満ち満ちています。 まずは比較的入っていきやすい合奏協奏曲あたりから聴き始めるのもいいかもしれませんね。 合奏協奏曲 第5番 ニ長調 HWV323 聴きどころ 合奏曲集の中でも […]

  • 2020年3月12日

研ぎ澄まされ、輝きを放つバロック協奏曲 ヘンデル「合奏協奏曲作品6」① 第1番〜第4番

バロックの代表的な協奏曲 汲めども尽きないインスピレーション   合奏協奏曲作品6(全12曲)は、ヘンデルの作品の中で最も端正なスタイルを持った魅力的な作品です。 汲めども尽きないインスピレーション、叡智に満ちた音楽性、ヘンデル作品においても絶対に外せない純粋な音楽的魅力にあふれた作品といっていいでしょう。   ヘンデルは同じスタイルの合奏協奏曲作品3(全6曲)を1734年に作 […]

  • 2019年11月15日

演奏の魅力に陶酔! ワクワクしどおしのヘンデル・合奏協奏曲作品3 ゲーベル指揮ベルリン・バロック・ゾリステン

ニューウェーブが到来した1980年代   1980年代から1990年代にかけてクラシック音楽の演奏に大きな変革の波が訪れました。いわゆる「オリジナル楽器(古楽器)の典雅な響きを現代に蘇らせよう」という古楽の研究者やアーティストの積極的な動きが一気に高まった時代だったのです。 その動きはバッハやヘンデルをはじめとするバロック音楽や初期の古典派音楽の演奏で顕著に現れるようになりました。 それ […]

  • 2019年7月26日

格調高い響きを古楽器の明晰なスタイルで実現! コレギウム・アウレウム合奏団「ヘンデル、合奏協奏曲作品6」

[btn][/btn] コレギウム・アウレウム合奏団と言えば、懐かしく思い出される方もいらっしゃるかもしれません…。1970年、1980年代に盛んに演奏活動を行っていたドイツのオリジナル楽器演奏の団体です。 スイス・バーゼルのスコラ・カントルーム合奏団と同様に、古楽器演奏の先駆けを築いた名室内楽団といえますよね。 偶然にも両者はヘンデルの合奏協奏曲作品6を得意とし、それぞれ録音を残していてくれたの […]