劇場のあの感動が甦る!臨場感たっぷりのCD 劇団四季「美女と野獣」

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劇場の興奮が眼に浮かぶよう

皆さん、映画や舞台のサントラ盤を聴く機会はありますでしょうか?

おそらくどなたも、音楽が気になったり、感動した映画のサントラ盤CDを一度や二度は購入された経験があるかもしれませんね。

でもいざ購入して聴いてみると、「何か違うな…」と思ったことはありませんか。

そうなんです。サントラ盤は映画を見た人がそれを思い起こす記憶の道筋をたどるようなものですから、最初から映画や舞台と同じような感動が約束されるものではないのです。

でも、中には編集の上手さやストーリーの流れを壊さない感動的なCDもあります。その感動的なサントラ盤の一つが劇団四季版のブロードウェイミュージカル「美女と野獣」です!

とにかくこのCDは舞台を見たことがない人にとっても心震わせる音楽や場面が満載で、私たちをいつのまにか夢とファンタジーの世界に誘ってくれるのです。

劇団四季公式サイト  https://www.shiki.jp/applause/bb/

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笑いあり、涙あり、臨場感たっぷり!

このCDを聴いて驚くのは、舞台をご覧になった方はもちろんのこと、まだ観たことがない方にとっても眼の前で歌や演技が繰り広げられているような感覚を味わえることです!

つまり臨場感たっぷりで、ワクワクし通しということですね……。もちろん演出やキャスティングの上手さで引き込まれているのもあるでしょう!

最初のプロローグから雰囲気満点ですが、魅力的なのはベルが歌う「わが家」、ビーストが歌う「愛せぬならば」です。

そして劇場の雰囲気をしみじみと伝えてくれる「何かが変わった」。次第に心を通わせていくベルとビーストのやりとりは微笑ましく、時に切なくもあるのです。

「人間に戻りたい」の希望やエネルギーあふれるコーラスや「おもてなし」の理屈抜きの楽しさも最高ですね!

最後の「夢叶う」のシーンはストーリーの展開上わかっているはずなのに、何故か胸が熱くなってしまいます。

やはり言葉だけではない熱い想いが結集しているのでしょうか……。

劇団四季・初演キャストの名演

「美女と野獣」は1994年にブロードウェイがディズニーのアニメをミュージカル作品として発表し、ロングラン上演を達成しました。

劇団四季もディズニーとコラボして1995年にミュージカルとして上演を始めると空前の大ヒットロングランとなったのでした。このCDは公開当時の豪華キャストによるものです。

劇団四季「美女と野獣」CDキャスト

  • ベル      野村玲子
  • ビースト    芥川英司
  • モリース    日下武史
  • ガストン    今井清隆
  • ルミエール   下村尊則
  • ミセス・ポット 志村幸美
  • コッグスワーク 松宮五郎
  • ルウフ     治田敦
  • マダム・ブーシュ横山幸江
  • パペット    坂本里咲
  • チップ     豊永利行
  • ムッシュ・ダルク広瀬明雄
  • アンサンブル  劇団四季
  • ナレーター   井関 一 

まず主人公ベルを演じた野村玲子さんの上手さが光ります!

感情移入が素晴らしく、歌やセリフからもすっかりベルになりきっているのを感じていただけることでしょう。

「わが家」のしみじみとした歌唱もいいですが、「何かが変わった」の乙女心と女性的な優しさを同時に漂わせる声の表情にも強く惹かれます。

「夢叶う」も涙を堪えながらの迫真の歌と演技に胸打たれます。

芥川さんのビーストは声がとてもいいですね。影の顔を持つ野獣の存在感を際立たせています。

今井さん演じるガストンやルミエールの下村さんはこの作品の楽しさを何倍にも膨らませていて、改めてキャラクターの魅力を感じますね。

惜しまれながら1998年に世を去ったミセス・ポット役の志村幸美さんの歌声も豊かな包容力に溢れていて心に残ります。

とにかく何度聴いても飽きないし、聴くたびに新たな感動に心洗われる名盤と言っていいかもしれません!

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この記事を書いた人

1961年8月生まれ。グラフィックデザインを本業としています。
現在の会社は約四半世紀勤めています。ちょうど時はアナログからデジタルへ大転換する時でした。リストラの対象にならなかったのは見様見真似で始めたMacでの作業のおかげかもしれません。
音楽、絵画、観劇が大好きで、最近は歌もの(オペラ、オラトリオ、合唱曲etc)にはまっています!このブログでは、自分が生活の中で感じた率直な気持ちを共有できればと思っております。

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