- 2024年9月4日
心にしみる甘いメロディと可憐な響き・レハール「金と銀」
愛らしいメロディに心が満たされる! レハールが作曲した「金と銀」。皆さんはこのワルツ、どこかで聴いたことないでしょうか? かつては小学校の音楽の教科書に鑑賞曲として紹介されていた時代が確かにありました。多くの人たちにとって親しみやすく、事実愛された曲だったのです。 この曲を聴くと、今でも古き良き時代の懐かしい情緒が甦ってくるようですね。屈託のない愛らしいメロディが最高で、次々と展開される美しいワ […]
愛らしいメロディに心が満たされる! レハールが作曲した「金と銀」。皆さんはこのワルツ、どこかで聴いたことないでしょうか? かつては小学校の音楽の教科書に鑑賞曲として紹介されていた時代が確かにありました。多くの人たちにとって親しみやすく、事実愛された曲だったのです。 この曲を聴くと、今でも古き良き時代の懐かしい情緒が甦ってくるようですね。屈託のない愛らしいメロディが最高で、次々と展開される美しいワ […]
ピアノ協奏曲といえばこれ Embed from Getty Images ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893) ハリコフにて 1893 年、ハリコフにて。モスクワ国立 P. チャイコフスキー記念博物館所蔵。(写真提供: Fine Art Images/Heritage Images/Getty Images) 今さら言うまでもないことなのかもしれませんが、ク […]
あふれる推進力とロマンチシズム これは個人的に大好きな曲ですね! 何がいいのかというと、第1楽章最初のテーマから迷わずグイグイ突き進む推進力が最高なのです。しかもまわりくどい序奏がないのも潔くて気持いいですね! 全編に希望と夢が漲っているし、ロマンチシズムの花々が随所に咲き乱れているところもロマン派の大家シューマンらしい……。晩年のシューマンが濃厚なロマンの香りを紡ぎながら、古典的なスタイルに練り […]
シューベルトのピアノソナタ もし、「シューベルトのピアノ曲から好きな作品を選んでほしい」と言われたら、皆さんは何を選びますか? 私だったら作品90と作品142の『2つの即興曲』ですね。 『即興曲』は変奏曲スタイルに傑出した才能を発揮したシューベルトのリリシズムが最高度に発揮されているのです。 しかも、それぞれが夢の小箱を開けるようなピュアな魅力もあるし、叙情的なメロディが溢れているのもたまりませ […]
あらすじ 舞台は20世紀初めのパリ。ハンナはボンテヴェドロ国の富豪グラヴァリと結婚するが、数日後に彼は急死する。外交官ツェータ男爵は、グラヴァリから莫大な財産を引き継いだハンナがパリの男性と再婚すれば国が破産してしまうと危機感を持つ。ツェータ男爵は書記官の伯爵ダニロを呼び出し、ハンナに求婚するよう命じる。 実はダニロとハンナはかつての恋人同士で、身分の違いのために結ばれなかったのだっ […]
説明不要のピアノの傑作 シューベルトのピアノ作品としてすぐに思い浮かぶのが晩年の2つの即興曲(作品90、作品142)です。今回は作品90のほうにスポットを当ててみました。 彼はピアノソナタを21曲も作っているのですが、音楽を構築するソナタより、自由な発想・形式で作る小品や変奏曲に抜群の相性を発揮したようですね。 美しい表情、優しさに溢れた旋律、ピアニスティックな魅力、そして時折見せる […]
画家の感性が光る クロード・モネは絵に光や空気、風の流れなどの目に見えない自然の要素を巧みに取り入れて肌感覚、臨場感をものの見事に表現した人でした。 モネの絵を見ると描かれた時がどのような天候だったのか、どのような状況だったのかが手にとるように分かりますね。 その傾向はモネが1872年に「印象・日の出」で印象派の旗揚げをした頃からより顕著になったのでした。 「サンタドレスの庭園」はモネが印象派とし […]