名画の世界– category –
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名画の世界
拭いきれない苦悩を背負い描く、渾身の一枚 フリードリヒ「氷の海」
フリードリヒ「氷の海」ハンブルク美術館 静寂に満ちた空間と幽玄な世界 ケルスティンク作「アトリエのフリードリヒ」1811年 19世紀ドイツ・ロマン派の画家フリードリヒ... -
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まれに見る美しきヴィーナスの肖像 ボッティチェッリ『ヴィーナスの誕生』
今や定番絵画の代表 いつからなのでしょうか? この絵のヴィーナスが、まるで永遠のヴィーナス像のステータスシンボルのように扱われはじめたのは……。 ラファエロのヴィ... -
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人生の喜怒哀楽を壮大なスケールで凝縮させた風景画 ブリューゲル「雪中の狩人」
教科書に載っていた凄い絵 ブリューゲルが描いた「雪中の狩人」を初めて知ったのは中学の美術の教科書でした。 この絵が放つ独特のオーラや存在感は他に掲載され... -
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美術館・究極の楽しみかた② 鑑賞編
前回は美術館で絵を見るときの準備や心構えをお伝えしましたが、今回は美術館を見てまわるときのいくつかのポイントについて、思いつくままに書いていきたいと思います... -
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故郷への限りない愛情を驚くべき感性で描きあげる ジョン・コンスタブル 「乾草車」(1821年)
夏の日の情景を心を込めて描く コンスタブルが画家として大きな転機を迎えるきっかけとなったのが、ロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている「乾草車... -
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穏やかで美しい自然の情景 コンスタブル「フラットフォードの製粉場」(1816-17)
オリジナリティが出にくい風景画 自然をテーマに描く画家はたくさんいます。 でも風景画はジャンルとしては比較的とっつきやすい反面、独自性やオリジナリティが... -
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存在の本質にどこまでも迫る! セザンヌ「リンゴとオレンジのある静物」(1895-1900)
上手い絵と感動する絵は別物 絵を描くとき、モチーフ(描く対象物)の形や質感、陰影などに注意をはらって描き進めることは絵の基本で、美大受験時の王道といわ... -
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叡智の眼が光る・巨匠晩年の大傑作 レンブラント「ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)」
くぎづけになる絵 レンブラントの晩年の作品は、どれも画家の深い息吹が伝わってきて絵にくぎづけになってしまいます。 「ユダヤの花嫁」はその傑作群の中でもひ... -
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光と風が美しいハーモニーを奏でる モネ「日傘の女・左向き(1886年)」
心揺さぶる瞬間を絵に表現 これはモネが、公私ともに充実していた時期に描かれた絵です。 モネは日傘をさした女性のシリーズを何枚も絵に留めていますね。このようなシ... -
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哀しみの奥に潜む微笑 レンブラント『ヘンドリッキェの肖像(1654)』
引き込まれる肖像画 あれは1980年代後半のことでした。 都内でレンブラントやバロック絵画関連の展覧会が開催されていた時の事です。 私はそこで今も忘れられな...