- 2020年6月15日
肖像画の認識が変わる絵画 アングル『ドーソンヴィル伯爵夫人の肖像』
アカデミックな絵の典型? 19世紀フランスの画家ドミニク・アングル(1780-1867)は人が羨むようなデッサンの達人でした。 しかし彼は卓越したテクニックと画力の持ち主であったけれども、決して技術に溺れるような人ではなかったのです。 もちろんデッサンの技術を最大限に生かすけれども、必要であればいくらでも形を崩したり、表現の可能性を採り入れる等、進取の気性に富んだ画家だったのです。 この『ドーソン […]