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クラシック音楽

  • 2019年8月5日

クラシック音楽がもたらす効果と魅力とは?(2)

自分の視点が鑑賞を深める   一般的にクラシック音楽は大作曲家が残した作品や、その演奏を聴いて楽しむことですね。 受け身だと思われがちな音楽鑑賞ですが、場合によっては聴き手が創造の過程に加わっているような感覚を味わえることもあります。   たとえばモーツァルトの有名なセレナーデ「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を聴いたとしましょう。そして、それが流麗でリズミカルな演奏だったと […]

  • 2019年6月24日

クラシック音楽だけが持つ魅力1 感性を引き出し、創造性を高める効果

以前からクラシック音楽は「ヒーリング効果がある」とか、「お腹の赤ちゃんが子守唄のように聴いている」とかいろいろな噂があたかも本当のように伝えられてきました。 でも何の根拠があってそんなことが言われているのか? 不思議に思われる方も結構いらっしゃるのではないでしょうか……。 そこで、今回はベートーヴェンやモーツァルト、ショパンのように評価が確立した作曲家たちが残した作品。つまり、「クラシック音楽だけ […]

  • 2019年2月28日

古楽の巨匠ブリュッヘンが遺したフランス・バロック音楽の芳醇な味わい

18世紀の歓びや哀しみが現代に蘇る 古楽の世界的な名手であり、18世紀オーケストラを設立して指揮活動も盛んに行ってきたフランス・ブリュッヘンがこの世を去ってから5年の歳月が流れようとしています。 クラシック界にとってかけがえのない人を失ってしまったという喪失感は大きいものがありました……。 ブリュッヘンの偉業については改めて申しあげるまでもないでしょう。 リコーダー奏者として、古楽の魅力を全世界に […]

  • 2019年1月22日

神秘のベールを剥いだモーツァルト「レクイエム」 新時代の名演奏、アントニー・ウォーカー盤

エピソードだけがひとり歩きする現実 モーツァルトのレクイエムは彼が死の直前まで取り組んだ最後の傑作(後半の部分は弟子のジュースマイヤーが補筆完成)であると言われてきました。 しかし、謎の人物から作曲依頼を受けたことやモーツァルトの死期が迫っていたことが、「影があり、死を匂わせる作品」としてミステリアスなイメージが定着してしまったのも事実です。   また1984年に公開されてアカデミー賞8 […]