感性は心のフィルター! 人としての魅力を何倍にもひろげる



感性とは?

 

皆さん、「感性」という言葉をよく耳にされると思います。

でも今一つ言葉の意味が「わかるような、わからないような……」という方も多いのではないでしょうか。

一般的には物事を心に深く感じ取る働き、感受性という意味を指すようです。

「感性が鋭い」「感性が豊かだ」という表現でよく使いますよね。

でも私は感性とはとても奥が深く、人間が生きる上で何よりも大切で身につけるべき能力だと思います。

感性というと、とかく特殊な才能に思われがちですが決してそうではありません。

感性は美しいものを美しいと思えたり、おいしいものをおいしいと感じるような、ごくごく当たり前の感じる力なのです。

感性を育むことの大切さ

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でも、この感じる力は人によってまったく性質が違いますし、レベルも違います。

また育った環境や歩んできた人生、挫折や苦労から吸収したことも感性を育むことに大きく影響します。

感性はその人が持って生まれた特別な才能だと思われることが多いようです。でも決してそんなことはありません。

年齢や性別も一切関係がありません。その気があれば何歳になっても感性を磨くことは可能だし、感性を育むことで人生を豊かにすることができるのです。

感性を育むことで、ものを深く見つめることができるようになったり、あらゆる人に対しても寛容で思慮深くなります。

感性を育むことは、人としての魅力を何倍にも兼ね備えるものと言えるでしょう……。

 

ものの本質を見極める力

 

ある日、Aさん、Bさん、Cさんの3人が上のゴッホの絵画「ひまわり」を見て感想を述べ合いました。すると……。

 

Aさん
ゴッホの強烈で大胆なタッチが生理的に受け付けない
Bさん
稚拙で子供にも描けそうな絵だ
Cさん
厚塗りされたひまわりの色やタッチは輝きや生命力にあふれているし、今にもこちらに話しかけてきそうな気がする

 

会話の内容からすると、Aさんはこの絵が好きではないし、Bさんは絵の良さがわからない…、けれどもCさんはこの絵の素晴らしさを実感しているのが分かると思います。

同じ絵を見ても感じる世界はこれだけ違うのです。

 

どれが良い悪いではありません。確かなのは、Cさんがゴッホの絵に大きく心動かされたという事実でしょう。

ものの本質を見極める「審美眼」も感性によって育まれます。

一般的な美術評論や音楽評論などは評価基準がまちまちで、絶対的な美の定義があるわけではありません。そんな時に確かで頼りになるのが自分の感性なのです。

感性は学校で学んだり、教えられたりという知識や常識の範疇では絶対身につかないものなのです。

自分で様々な体験をし、多くの失敗や苦労を重ねたりする中で、心の成長や気づき、発見と共に自然と身体に染みこんでいくものなのです。

感性が開かれると、ものの見方が大きく変わりますし、価値観も変わることでしょう。



心を開いた分だけ感性が育まれる

感性を育むには心を閉ざしてはいけません。

たとえば「ゴッホやピカソの絵は意味が分からないから嫌いだ」とか、「クラシック音楽は難しいから聴きたくない」…という声はよく聞きます。

でも、もしかしたら既成概念や偏見でそう思い込んでるだけかもしれません……。

意外と物の本質を見ようとしないで、目に見える形やイメージ、世間の反応だけで判断してしまうケースが多分にあるのではないでしょうか。

気をつけなければならないのは、既成概念や偏見は私たちの創造性や感じとる心を摘み取ってしまう恐れがあるということでしょう。

一歩下がって何もない状態で見つめてみませんか。そして素直な心で絵を見るなり、音楽を聴くなり、映画を見てください!

おそらく見える世界が少し違ってくるはずです。

 

時々、幼い子どもたちの描く絵が創造性にあふれていてビックリすることがあります。それは偏見がなく、まっさらな状態で描くからなのです。

ちょうど白いカンバスに落書きのように自由自在に描くのと似ていますね!

感性を育むには心を開いて、何でも貪欲に吸収できる心のゆとりがなければならないのです。

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人の気持ちを汲みとるのも感性

人と接する時も感性が果たす役割は大です。

相手が何を願っているのか、どのような気持ちで話を聞いてくれているのか、どうしたら喜んでくれるのだろうか……。

このような人づき合いの難しさはいつも降り掛かってくるものですね。でも残念ながら、それは一朝一夕にはできないものです。

感性が育ってないと人間関係で多くの誤解や問題が生じかねません。

なぜなら自分の狭い視野で相手を見ようとするため、そこに感覚のギャップが生まれやすいからです。

 

しかし経験を積み、心が育ってくると、「自分が何をするべきか」「相手のために何をしてあげたらいいのか」という発想が出てきます。

それと同時に「相手の悲しむ顔は見たくない」「嫌な想いは絶対にさせたくない」というように打算ではない信頼関係を築こうとします。これが自然に湧きあがる感性なのです。

「人の心に寄り添うのがうれしい」「お役に立てるのが生きがい」という人がいますよね。感性が育まれ、心の幅が広がると、人の心に入っていくのが楽しみになるのです。

 

経験は感性を磨き育む

「苦労は買ってでもしなさい」という言葉があります。

確かにこの言葉には一理ありますね。苦労を肥やしに出来れば、人として大きく成長する可能性があるからです。

ただし苦労をしても、それが苦労のままで終わってはならないのです。

最終的に笑顔に帰結できなければすべては水の泡になってしまうのです。特に恨み、つらみはよくありません。

何よりも大切なのは心の持ちようですね。心が折れてしまったらもう先には進めません。

経験は何よりの財産ですし、それを生かさないのは勿体ありません。

肯定的であればあるほど、様々な経験・苦労は未来へつながります。そのような蓄積から発想が生まれ、「気づき」が多くなり、感性として根づいていくのです。



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