- 2020年8月21日
宇宙の調和は抽象表現がすべて! モンドリアン『赤・青・黄のコンポジション』
宇宙の調和は抽象でなければ表現できない 絵から無くても困らないもの、無駄な要素をすべて取り除いていったとしたら……、最後はいったい何が残るのでしょうか…。 無謀とも思えるこのような試みを真剣に探求した人がいました。ピエト・モンドリアンです。 彼はアムステルダムの国立アカデミー卒業後にゴッホやスーラが描く点描画に強い共感を抱くようになります。このとき色彩の力を実感し、表現の可能性を探る […]
宇宙の調和は抽象でなければ表現できない 絵から無くても困らないもの、無駄な要素をすべて取り除いていったとしたら……、最後はいったい何が残るのでしょうか…。 無謀とも思えるこのような試みを真剣に探求した人がいました。ピエト・モンドリアンです。 彼はアムステルダムの国立アカデミー卒業後にゴッホやスーラが描く点描画に強い共感を抱くようになります。このとき色彩の力を実感し、表現の可能性を探る […]
初めて批評家から絶賛された作品 画家という職業は本当に難しい職業です。 近代・現代を代表する大巨匠ヴィンセント・ヴァン・ゴッホは存命中に売れた絵は数えるほどしかありませんでした。しかも経済的な困窮状態から抜け出すことができず、精神的な理解者にも恵まれないまま不遇のうちに世を去ります。 しかし、今やゴッホの絵は市場に出まわると驚くほどの高額で取り引きされますし、絵の価値は誰もが認めるものとなっていま […]
派手ではないが心に残る音楽ジャンル もう20年から30年も前になってしまうのでしょうか……。 ニューエイジ・ミュージックという音楽ジャンルが脚光を浴び、日常的にそれを耳にするようになった頃の話です。 ジョージ・ウィンストンやウィリアム・アッカーマン、エンヤといった洋楽の実力派アーティストたちが聴かせてくれた静謐で懐かしく、かつ新鮮でモダンなサウンドは衝撃的でした。 それはジャズでもボサノヴァでも […]
音楽詩人・グリーグ ピアノリサイタルでもよくとりあげられるグリーグの抒情小曲集は、全部で10集(1集が6曲から8曲で成り、全66曲)で構成されたピアノ曲集です。 作曲年代は、何と1867年から1903年の約35年ほどの長きに渡って作曲されました。 いわばグリーグのライフワークと言っても過言ではない、想い入れの強い作品集と言えるでしょう。 それぞれの曲は独立したピアノ曲としても充分に […]
ドイツルネッサンスの巨人! ルネサンス期のドイツの巨匠デューラーは聖書の連作や神話をテーマにした絵を描いたスケールの大きい画家でした。 デューラーの凄さをあげるとすれば、画家としての類まれな表現力はもちろん、中世ドイツ特有の職人気質の強い潔癖な作風があげられるでしょう。 特に聖書版画シリーズの連作は時代が移り変わろうとも色褪せない人類の至宝ですね! 皆さんはデューラーといえば、どんな […]
抜群の洞察力、表現力 ドガはルネッサンスから古典派へと続く、正統的でアカデミックな画壇の系譜を受け継いだ数少ない実力画家の一人です。 持ち前のデッサンの腕前は比較する対象がいないくらい抜群でしたが、特に油彩よりもクロッキーやパステル画などのスピード感や観察力がものをいう描画において最高に適性を発揮した人と言えるでしょう。 さらに父が資産家で、パリのオペラ座(オペラやバレ […]
あらすじ パリのとあるサロン。サロン主宰者で女主人のマグダはランバルドという銀行家の愛人だった。 サロンは詩人のプルニエをはじめとする常連客で賑わっていた。ある日、プルニエが「ドレッタの美しい夢」という詩を披露すると、マグダが続きを歌い完成させる。するとプルニエが「新たな恋に落ちてあなたはつばめのように飛び回るが、 また元の巣に戻るだろう」と彼女の未来を占う。 その後、純朴な青年ルッジェーロがパリ […]
LINE、Facebook、TwitterにInstagram……。今やSNSは私たちの生活になくてはならないものになりました。 その便利さには誰もが一目置くものの、使い方を間違えると、取り返しのつかない危険を孕んでるのもSNSの特徴です。 ここではSNSのメリット、デメリットの主なものについて考えてみます。 メリット 手軽にコミュニケーション ちょっと前までは簡単な連 […]
笑顔と笑いは同義語ではない 「あの人の笑顔は最高だね!」 こんなふうに言われたことはありますか? もしそう言われたなら、それは大いに喜んでいいでしょう! 笑顔は無条件で相手に安心感を与えます。そして人の心を潤いで満たし、包み込んでくれるのです。 美しい笑顔はどんな丁寧な挨拶よりも相手の心を元気づけてくれる太陽のようだし、温かな陽射しのようなものなのです。なぜなら、笑顔はその人の心の表れ、その人の本 […]
豪華キャストの顔合わせ BARBRA STREISAND / JCT(Loves)Streisand* ミュージカル映画が下火になり始めた1960年代後半、驚きの魅力作が登場します。 ファニーガール(1968年)です。 ファニーガールはブロードウェイで活躍した喜劇女優ファニー・ブライス(1891-1951)の自伝的ミュージカルを題材にした作品で、1964年にブロードウェイで初演の舞台 […]