- 2022年4月20日
一瞬の輝きを刻みこんだ名画・モネ『散歩、日傘の女』
「ああ、この瞬間をカメラで撮影できたらなあ…残念」 皆さんはシャッターチャンスを逃してしまって、このような口惜しい想いをした経験はありませんか? デジタル技術が目まぐるしく進歩して、カメラの性能も日進月歩で高性能化している現代でさえそうなのですから、過去のクリエイターやアーティストたちはどれほどの想いだったのでしょう……。 しかしそんな時代のハンディを感じさせるどころか、むしろそれをメリットに変え […]
「ああ、この瞬間をカメラで撮影できたらなあ…残念」 皆さんはシャッターチャンスを逃してしまって、このような口惜しい想いをした経験はありませんか? デジタル技術が目まぐるしく進歩して、カメラの性能も日進月歩で高性能化している現代でさえそうなのですから、過去のクリエイターやアーティストたちはどれほどの想いだったのでしょう……。 しかしそんな時代のハンディを感じさせるどころか、むしろそれをメリットに変え […]
愛らしく無垢なピアノソナタ この作品はピアノの練習曲として大変有名ですが、愛らしく美しいメロディが宝石のように散りばめられた紛れもない傑作です。 ピアノを学習する人たちが、音楽の魅力を存分に味わいながらレッスンに励めるような配慮がなされていて、改めてモーツァルトの見識の高さを感じますね! さて、K.545は初心者のレッスン用と銘打たれています。 しかし、それはあくまでもテクニックの観点からとらえた […]
スコットランドの自然保護区としても有名な無人島のヘブリディーズ諸島。 この一角に多くの芸術家が霊感を受けたといわれるフィンガルの洞窟があります。 見事なまでに柱状に浸食された玄武岩の荘厳な出で立ちや洞窟内にこだまする不気味な響き…。 それらは多くのアーティストたちに強烈なインパクトを与え、今なお多くの人々に強いメッセージを送り続けています。 ロマン派の作曲家メンデルスゾーンもこの「フィンガルの洞窟 […]
南仏に求めた明るい日差し 西洋絵画史上、最も強烈な印象や足跡を残した人としてゴッホの名前を挙げる人は多いでしょう。 しかも彼の偉大な作品は晩年の2年間にほぼ集約されています。その2年はゴッホ自らがユートピアと謳ったアルル滞在時代でした。 この時代に彼は代表作と言われるほとんどの作品を描いたのです。アルル時代はゴッホにとってすべてが新鮮で創作のエネルギーが湧きあがる充実し […]
ベートーヴェンの交響曲の代表作は何かと問われたら、ついつい彼自身の人生を凝縮したような第3番「英雄」、第5「運命」、第9「合唱」といった劇的な作品ばかりを勧めてしまう自分がいることに気づきます…。 しかし忘れてはならない作品があります。 彼の創作の原点になった自然の恵みを想いを込めて書いた田園交響曲ですね! 終生かけがえのない存在だった自然との共存を描く傑作中の傑作! 今回はこの交響曲の魅力につい […]
スマホのアプリ、皆さんはどんなアプリを使っていますか? アプリはスマホの魅力を拡げ、便利にするものですが、増えすぎるとサクサク動かなくなって、ストレスが溜まってしまいますね。「必要最低限のアプリを使おう」と思っても、いろんなアプリに目移りして、「試してみよう!」と思ってしまう……。 その気持ちよくわかります。でもアプリは使わなければ容量を食うだけで、逆に快適な操作の足かせになってしまいます。どうせ […]
以前、この曲は私にとって「苦手な曲」でした。なぜかといえば、ベートーヴェンの影が強くつきまとっているように思えたからなのです。 苦悩から歓喜に至る曲の構成もさることながら、第4楽章の主題はまさにベートーヴェンの第9の歓喜のテーマに瓜二つで、これでは「模倣だ」、「真似をした」といわれても仕方がないとさえ思ったものでした。 しかし、しばらくして聴き直すとベートーヴェンとはまったく違うブラームスならでは […]
ワクワクするオラトリオ この作品を聴くと心がワクワクして、何だかうれしい気分になります。 オラトリオとしては異例の親しみやすさだし、全編に愛すべきメロディが散りばめられています。とにかく普通のオラトリオとはちょっと違うんですよね。 「四季」といえば、「天地創造」と並ぶハイドン晩年の傑作オラトリオです。堅苦しさが微塵もありません。美しい旋律と作曲技法の冴えが縦横無尽に展 […]
以前も何度か放送され、昨年末もNHKで放送された世界のドキュメンタリー「シリーズウォルト・ディズニー・全4回」は大変見ごたえのある番組でした。 ウォルト・ディズニーが精力的にアニメ作品の創作に取り組み始めたきっかけや創作にまつわる挑戦・苦悩が貴重な映像や証言をもとに生き生きと描かれていたのです。 これを見て今さらながら彼の偉大さを実感するとともに、クリエイティブとエンタメの原点を見る思いがしました […]
明るい曲調と激しい情熱 この曲は最近やたらとCMやBGM等で使われることが多い曲です。 そもそも2006年から2010年にかけてテレビドラマや映画の「のだめカンタービレ」でテーマ音楽として使用されたのがきっかけでないでしょうか…。 第7は第3「英雄」や第5「運命」ほどの深刻さはなく、第9のように難解ではありません。ベートーヴェンの交響曲としてはとっつきやすく、なじみやすいのです。 しかし、とっつき […]